2年保育と3年保育との違いは何ですか？？

ここ数年は、園児の3年保育が重んじてくるようになりました。幼稚園では2年保育と3年保育を明確に区別して入園から卒園までのカリキュラムを組んでいるわけではありません。極論すると、子どもの将来にとっては幼稚園の期間が2年でも3年でもほとんど影響はありません。3歳児としての1年間をお母様と一緒にご家庭で過ごすか、幼稚園で伸び伸びと遊ぶか、そのどちらがその子にとってふさわしいかという選択です。最近、3年保育が増加している理由は、以下のようなことではないかと理解することが出来るでしょう。

（1）子どもの発達が良くなり、ご家庭での遊びでは飽き足らない場合が増えた。
（2）近所に伸び伸びと遊べる環境が少ない、あるいは無い。
（3）少子化により、地域や親戚だけでは同世代の友達との関わりがもてない。
（4）身体障害児はもちろん、知的障害児・多動性障害児（LD・ADHD）、自閉症などの子どもの多様化。
（5）保護者の教育方針や国レベルでの子どもの個性の重視。
（6）保護者の共働きやシングルマザーの増加による園への支援要求が増えた。

一方、幼稚園の側も少子化によって、3歳児を受け入れる余裕が出てきている為、3歳児保育が充実してきていることも理由の一つだと考えられます。入園を考える時期（入園説明会9月・10月や検定11月頃を含む）から実際の入園までは約6か月もありますので、「まだ早いと思っていたけど、約6か月たってみるとやっぱり入れれば良かった」と言うお話も良く聞きます。お子様の成長、あるいは「うちの子は早生まれだから」というような理由で迷われていらっしゃるのであれば、ご遠慮なくご相談ください。